代表理事 ご挨拶
「統合医療」が新時代の医療コンセプト
代表理事 新田和男
 現在、わが国では臓器移植、ヒトゲノムの解明など、先端医療技術の進歩・発展により、高度な医療環境が整ってまいりました。しかし、このような医療の進歩にもかかわらず、高齢化社会を迎えて、いわゆる「生活習慣病」が増加しており、欧米先進諸国でもその対応が深刻な問題となっております。
 この問題を解決するために、これまで注目されていなかった「代替医療」が見直され、「統合医療」という新しいコンセプトが評価されつつあり、世界各国の医療関係者や患者の間で期待が高まっております。
現在、各種の薬効をうたった健康食品がちまたに氾濫していますが、これらについては科学的根拠の有無と質によって判断すべきではないかと考えております。多角的見地から「全人的医療」が強く求められる時代に入ったといえましょう。
 21世紀を迎えるにあたり、日本統合医学研究会(JAIM)はこれまでの基礎と臨床の経験を生かして、“医食同源”の考え方に基づく病気と食品の機能性について調査・研究し、健康増進のための食品の開発と啓蒙を通じて生活習慣病を予防すること、近代医学を補う統合的医療の進歩に貢献し、国民の健康維持と促進に寄与することを目的として活動を展開してまいります。