食用きのこ情報
第2次世界中西医結合大会(第2回国際統合医療学会)
におけるEEMの発表内容について


池川哲郎先生は「EEMの研究」と題し、EEMのガンに対する効果や長野県における疫学調査の内容について発表されました。また本会議では中国の馮 威健先生のグループがEEMについて中国での臨床データを発表しています。以下の文章はその内容です。

2002年9月21~24日に中国の北京において、標記の学会が開催されました。この学会でEEMの進行消化器がんに対する化学療法と併用による効果について発表されました。
発表されたのは河北医科大学第4病院、北京のジャンゴン病院です。
この内容について簡単に報告いたします。
46人の進行胃がん、食道がん患者を2群に分けて、一方をEEM+化学療法(26人)もう一方を化学療法群(20人)で比較検討しました。化学療法として使用された薬剤はカンプトテシン、ロイコボリン、5-FU、シスプラチンです。これらの薬剤を5日間連続投与し、これを1サイクルとして、2回実施しました。EEM+化学療法群におけるEEM は1日3回、1回2錠(1錠中EEM415mg含有)を経口で投与しました。その結果、EEM+化学療法群では食欲の増進、体重の増加、カルノフスキースコアの改善、免疫能の向上などのQOLが改善したことが観察されました。
結果:EEM+化学療法群では2名の完全緩解が得られ、8名の部分緩解が得られました。緩解率は38.4%です。臨床的に何らかのメリットが認められる患者さんは76.9%で、6ヶ月後の生存率は84.6%、1年後の生存率は65.4%でした。一方、化学療法のみの群は完全緩解が0人で、部分緩解は6人、緩解率は30%、何らかのメリットが認められる患者さんは75%でしたが、6ヵ月後の生存率は55%、1年後の生存率は15%とEEM群に比較して良好な結果は得られませんでした。
結論として、EEM併用群は各種の免疫指標が改善し、緩解率や生存率で化学療法単独群に比較して、大幅に改善できたことを示しています。
EEMを化学療法と一緒に使用することは明らかに効果があることが証明されました。