食用きのこ情報
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| 「GLOBAL HOLISTIC HEALTH SUMMIT」講演要旨 |
2003年1月にインドのバンガロールで開催されました「GLOBAL HOLISTIC HEALTH SUMMIT」という国際学会で池川哲郎先生は「医食同源」−健康に対する食用きのこの効用−というタイトルで学会発表されました。
発表内容
きのこの効能に関する研究は世界中に拡大しています。食用きのこのがんに対する効果は免疫に関係していることを国立がんセンター時代の研究から証明することができました。多くのきのこからがんに対する効能をもつ多糖類が抽出され、その中の一つがシイタケから分離されたβ−(1−3)−グルカンで現在、適応範囲は狭いものの、医薬品として日本で承認されています。商品名はレンチナンといいます。この他にも、身近な食用きのこから、低分子蛋白結合多糖体が分離されました。エノキタケから抽出された低分子蛋白結合多糖体は外科手術との併用や他の抗がん剤との併用で経口投与したところ、非常に優れた効果を発揮しました。
一方、長野県における広範な疫学調査の結果、エノキタケ栽培農家のがん発生率は通常の家庭より、顕著に低いことがわかりました。現在も国立がんセンターの指導のもとに調査が継続されています。
また、ブナシメジのがんに対する予防効果に対する試験でも、抗腫瘍効果とともに、がんの転移の抑制効果が確認されました。その試験方法は、マウスを2群に分け、強い発癌物質を投与し、一方は通常食、もう一方はブナシメジの乾燥子実体を5%含有する食事を与えたところ、76週間後で観察すると通常の食事群は36匹中21匹にがんの増殖が認められ、ブナシメジ群は36匹中わずか3匹でした。
がんに対するきのこのがん抑制効果や予防効果は免疫増強効果と抗酸化作用によると考えられます。
これらの結果をもとに、抽出されたEEM(Extracts of Edible Mushroom)はサプリメントとしてがんの予防に使用されています。未病すなわち未だ治療するまでには至っていない段階から実際に治療を要する段階の予防に効果を発揮すると思われます。古来、東洋では食事と薬は同じ起源だということで医食同源、薬食同源という言葉があります。これが、私たちがきのこの研究を通じて得られた結論です。
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